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「トータスクラブ・ニューズレター」2009年03月31日(0003)


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トータスクラブ・ニューズレター Vol.0003 2009/3/31
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◆法人保険の損金話法を卒業しよう

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株式会社トータス・ウィンズ 代表取締役 亀甲美智博 (CFP)
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従来、法人に生命保険の提案をするときに、最も有力な武器とされてきたのは、
損金話法と言われるものである。

つまり、会社に利益が出ていて、そのままにしていると4割方法人税等で資金が
流失してしまうので、損金計上できる「逓増定期保険」「長期平準定期保険」
「ガン保険」などで、利益の繰延べをして、勇退時の退職金に利用しましょう、
というものである。

これはこれで、キーマン保障を得ながら同時に、社長の退職金を引当てるという
合わせ技として、広く認知されてきた。

つまり、税金で払うくらいなら、将来の資金需要(最も確実なものとして役員
退職金)に備えておきましょうという、誰が考えても至極全うな保険プランで
あった。

しかしながら、世界的な不況が蔓延する中、利益を確保できない企業が続出し
(とりわけ中小企業は生き残りをかけた大変な情況になって)、利益を圧縮
するどころか、かつて退職金のために導入した役員保険を解約して、その資金
と解約益を企業存続の最後の手段にしようという企業の方が多い有様である。

こんな状況下、いつまでも損金話法が通じるはずがなく、逓増定期に頼った
営業を主力にしていた保険代理店は、契約を獲得するのに困難な様相を呈し
つつある。

もとより、損金話法というのは一種のトリックであって、節税が可能かどうかは、
一定の条件が整った場合にのみ可能であって、おおよそは収益を実現する時点の
移動に留まるものであった。

それをあたかも、保険を使えば節税できるような印象をかもし出してきただけで
あって、そろそろ、その当りのロジックも苦しくなってきつつあったのである。

その意味でも、損金話法に頼らない、新しい法人への提案が求められている。



ではいったいどのようなスキームが、斬新でかつ経営者の心を打つものであろうか。
従来からあった「保障重視」の観点に立てば、経営トップに万一の際の、
さまざまなリスク回避資金の必要性について、再認識してもらうということは、
共感を得られると思う。

その際、最も経営者の心をつかみやすいのが、なんといっても時代の要請である
コスト削減ではないかと思う。

現在加入中の保険を、このようにシフトすることで、保険料の負担が3割安くなる、
という提案に反論する経営者はそういない。

同じ内容でなぜ3割安くなるかは、要するに保険のさまざまな商品化戦略のなかで
最も大事な、「比較購買」の過程をほとんど場合経ていない、という事実による。

たとえて言えば、保険料の計算根拠となる生命表の書き換えによる平均余命の伸び、
リスク細分型商品の普及による保険会社間の価格格差の増大など、一般の経営者が
全く知らないことが進行してきたのである。

現在加入中の保険を見直しすることで、新たな料金体系による保険の導入機会が生じ、
自ずと保険料は下げられる。



弊社ソフト「トータくん」で比較していただければ瞬時に検索可能だが、40歳の
男性社長が10年定期に加入したときの保険料は、最安値と最高値で2倍の開きがある。

加入して数年経って、年齢が上がっていても、再度最安値の保険会社で加入しなおす
だけで、保険料の大幅引き下げが可能である。



このようなプランを積極的に持ちかける営業マンが、実はいそうでいない。
ダウンサイジングの話はしても、あまりうまみがないと考えてしまうからであろうか。

ビジネスの基本は、お客様の求めている商品サービスを提供すること、であることは
皆知っている。しかし、不思議なもので、営業をするときに、まず自分のポジションを
考えてしまう。

こんな商品を売っても利幅が少ない、後ろ向きの提案はかっこわるい。
相手のニーズではない、全て自分のしたいこと、やりたいことが優先してしまう。

しかし、商売とはそんなものではない。いち早く、時代の要請、お客様の求めるものに
一歩先んじて、商材・情報を提供することだ。

誰でも分かっていて、しかし足が動かない、実は、そこに大きなビジネスチャンスが
あるはずなのだ。



次回は、より具体的な方法論に入っていく。


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編集後記 生越由美AFP
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生命保険本来の役割を考えてみると“S建て(保険金建て)”の考えが当たり前
なのですが(貯蓄商品や運用商品は除く)、損金話法でP建(保険料建て)の
コンサルばかりをしていると、いつしかS建ての考え方を忘れてしまいがちに
なってしまいますね。

こういう時代だからこそ、保険本来の役割をもう一度考え直してみる良い機会
なのだと思いました。




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