
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ トータスクラブ・ニューズレター Vol.0005 2009/5/31 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆法人向け終身保険のプランニング ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 株式会社トータス・ウィンズ 代表取締役 亀甲美智博 (CFP) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 終身保険はほとんどの保険会社が扱っている、極めてポピュラーな商品である。 ただ一口に終身保険といっても、有配当もあれば無配当もあり、 また変額終身保険、利率変動型終身保険と、いろんなタイプがあるのは読者も 十分ご存知の通りである。 このなかで、死んでナンボという風にしないためには、解約返戻率が高い商品、 低解約の割合ができるだけ低いままのものなどが求められる。 生き残って使うのであるから、払い込んだ保険料に対し、戻りの割合が高いの がいいに決まっているし、法人から個人に移転する際に解約返戻金の金額で 退職所得税の計算がなされるわけだから、今度は契約返戻率が低いほどいい わけだ。 ではどこの保険会社の商品がベスト商品なのだろうか。 トータスクラブの「トータくん」で早速検証してみよう。 例えば50歳男性のケースで見てみよう。 1億円の終身保険に加入し、65歳で勇退をする場合、最も保険料が安いのは、 A社 年払保険料412万円 65歳時累計保険料6173万円 解約返戻金もほぼ 100%の6147万円である。 これを退職金として受け取ると、退職所得6147万円で、終身保険1億円を 確保できる。 もし、これを個人で相続対策として同じ保険に加入したとしよう。 その場合、総額の保険料6173万円を、給与所得で得た可処分所得の中から 支払うことになり、例えば年収が4000万円であれば、年間保険料412万円の ほかに、実は300万円くらいの所得税住民税を負担していると想定される。 つまり総額6000万円のほかに税金が4500万円はかかっているはずで、 合計すると1億円以上の会社のお金が、最終的に保険金1億円として次の世代に 残されるということになる。 結局ほとんど増えていないというか、厳密に計算すれば、少し減少していると いってもいいだろう。 これを低解約型の終身保険を利用して、法人で契約した保険を勇退退職金と して移転させた場合はどうなるであろうか。 そこで、B社のプランを見てみよう。 B社 年払保険料476万円 65歳時累計保険料7145万円 解約返戻金は低解約型なので73%の5212万円である。 これを退職金として受け取ると、退職所得上の所得は (在位年数30年の場合 5212万円-1500万円)÷2=1856万円 となり、 分離課税で退職所得税を計算すると、所得税額は460万円と極めて少ない。 つまり5212万円の退職金相当で、将来価値1億円の保険金を準備できることになる。 つまり会社の資金5212万円と個人の税負担460万円(そのほか住民税が100万円 強かかる)で、1億円の保険金を次の世代に残せるのだ。 個人契約の保険で相続税原資を用意する場合と、法人で保険を用意して、有利 に個人へ移転する場合のコストパフォーマンスは、倍違うということが分かる。 このことを社長に簡潔に伝えることができれば、個人契約で相続対策をしてい る社長にとっては、大きな福音となるはずだ。 さらにである、このプランを相続対策とせず、65歳以降の社長の年金プランと 考えるともっと面白い。 前記B社の終身保険の66歳時の解約返戻金は7538万円(返戻率105.4%)で、 一気に2300万円の解約返戻金アップとなる。これを20年の年金として利用すると、 毎年500万円ずつ減額していき、その解約返戻金を年金とみなすことができる。 保障も1億円から500万円ずつ減少させながら、20年後85歳で全て使い終わる という計算だ。 66歳時初年度の年金は7538万円÷20=377万円だが、毎年返戻率が1.3ポイント 上がる計算なので、2年目の年金は382万円、3年目は387万円とおおよそ5万円 ずつ増えるという、これまた結構な仕組みになる。 最終的に死亡保険金で活用するか、年金で活用するか、二つの選択肢がある ことで、保険の自由度が高くなり、終身保険という商品の魅力にもなる。 その際、どうしてもはずせないのが、ではいったいどこの保険会社のどのよう な商品を、具体的なプランとして提案するかという、商品化戦略だ。 しょっちゅう保険商品は入れ替わっていて、いったいどのプランが最適なもの かの判断が極めて難しい。 そんなときには、ぜひ「トータくん」を活用して欲しい。 瞬時に最適な商品を検索することが可能だ。 本稿では、円建ての終身保険で数値の検証を行ったが、これを外貨建ての商品 で行うことも可能だ。 その場合、65歳時の契約返戻金3984万円(1ドル=100円で試算)で1億円の 保険金と、レバレッジが2.5倍にも達する驚くべきパフォーマンスが期待 できるのである。 このように、法人に終身保険を提案する場合、税区分の移転、低解約返戻金 タイプの導入、年金受取など、さまざまな手法を総合的に提案することで、 今までの保険営業の幅を大きく超えるプランの提示ができるのである。 ぜひ、トライして欲しい。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 編集後記 生越由美AFP ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ニュースレターVol.4にあった内容を具体的な数字で検証されていますが、 具体的な数字で説明していただくと、大変分かりやすいです。 遺族のために残せる死亡保険金で活用するか、自分の老後の為に備える年金で 活用するかという選択を加入時ではなくて出口のところで選択できるという 自由度がポイントのようですね。税区分の移転を数字におきかえてみてみると、 損金話法よりインパクトがありそうです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ご意見・お問い合わせ】 support @ t-wins.jp ▼メールマガジンの登録アドレス変更・配信停止下記までご連絡ください。 support @ t-wins.jp ▼メールマガジンの購読はこちらから http://www.t-wins.jp/mailmagagine/ ▼バックナンバーはこちらから http://t-wins.jp/mailmagagine/backnumber/ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ トータスクラブ http://t-wins.jp/ 運営会社:株式会社トータスウィンズ http://t-wins.com/ 〒101-0047 東京都千代田区内神田2-8-1 冨高ビル4F・5F TEL:03-3253-0888 FAX:03-3253-4448 Copyright (c) 2009 Tortoise Wins All Rights Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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